アフィリエイター、家を買うシリーズです。

chuumonjuutaku

今の世の中、日本の人口は減っていくし家余り・土地余りで家の資産価値はどんどん落ちていくといった論調があります。私は、現状でもかなり資産価値は落ちてきているので、そこまで酷い下落にはならないと思っていますが、それでも今後、不動産価値の上昇は見込みにくいと考えている派です。

最近では、「賃貸vs持ち家」が雑誌やネットの話題などで何度も取り上げられるほど、一生賃貸でも問題ないという人も多いです。この戦いは、私の考えは別ページに譲るとして、私は家を買う時に最初は中古戸建てを上手に買おうと思っていました。それが結局は新築注文住宅という、一番買った時点に資産価値が下がる選択になったのですが、何故そうなったか振り返りたいと思います。

中古戸建を上手に買うのはかなり大変だった

中古品を上手に買うのは思っているよりも難しいものでした。特に私が希望している地域は、地域名のブランド力の為か?交通の便が不便な丘の上でも値段が高かったりします。

とりあえずネット上で目ぼしい案件を見つけて、提示している不動産会社に連絡しました。ただ、結構問題だと思ったのが、不動産会社的にはとにかく今ある物件を見せて買わすことが仕事だということです。とても親切に中古物件などを見せて頂けるのですが、とてもじゃないけど掘り出し物を普通の感覚で手に入れるのは難しいと思いました。

・表に出ている物件で安いと感じるものには大抵理由がある

マイホームは、中古の戸建てを買いなさい!
高橋正典
ダイヤモンド社 (2011-07-29)
売り上げランキング:142192位
価格:¥ 1,620

 

中古戸建を買う前には上記のような本を何冊か読んで挑んでいました。それぞれの物件を評価するためにエクセルシートに自分は何を重視するのか記載し、見た物件に点数付けしていきます。

100点満点中80点以上の物件があれば、とりあえず購入してもいいかな?というものです。

ただ、私の求めていた地域では前述したとおり中古物件でもブランド力でそれなりの値段がついています。もし値段が安ければ「崖の上に立っている」「広すぎて逆に管理できない」「建築基準法違反(前オーナーが不動産関係の社長だった)」「駅まで急坂」といった感じで、どれも私達の思い通りに行きませんでした。

しかも調べていると、近くに建っている建売の新築も同じような値段だったりするので驚きです。建売住宅の中には、本当に住宅価格が安いものが多いんだなという印象でした。現状ですと新築でも家があまり売れていない・・・、その為、新築も家の作りさえ我慢すれば手が届くような実感を得ました。

不動産屋さんに中古物件を探していると言っても、似たような条件で新築物件も見せてくれます。それが結構、目を養わせてくれます。逆に嫁には中古物件は厳しいと思わせてしまう原因にもなります。

・お年寄りが出ていった中古戸建には寂しさが漂う

私の目指している地域での中古希望物件は、お年寄りが丘の上の生活がしんどいからなどで退去した後の物件が多かったです。その物件を内覧すると、非常に寂しさを感じてしまいました。

12畳ほど広いベッドルームにシングルベットがポツリと残っていたり、夜景を楽しんでいたであろうスポットにアームチェアが一つ残るなど、これからファミリーで長く住むにはどうも生活感が感じませんでした

また過去に開発された宅地は、前面道路が狭いものが多く最近の分譲地の標準は6m道路ぐらいでしょうが4.5mぐらいのところが殆どでした。

我が家は駅までの距離は遠くても歩ければOKでしたが、その代わり駅までの道は車歩分離で安全な道を求めていました。そうなると、古くに開発された住宅街では厳しくなります。

・住宅地の場合、コミュニティにうまく溶け込めるかの不安

一番、感じたのがこれかもしれません。高齢化の進む時代、ポツリと空く中古物件は大抵周りも高齢化したコミュニティだったりします。そうなるとどんどんと中古物件が周りに増えていく不安も感じました。

自分の家はリフォームすれば、安く買って気持ちよく住めるのかもしれませんが、周りとの環境が非常に気になるところでした。そうであれば、新築の分譲地の方が同じ世代・同じ気持ちで買う人が多く、良好なコミュニティが築きやすいのでは?を感じました。ただ、この内容に関しては中古物件のほうが地域コミュニティを知ろうと思えば知れますのでリスクが低いのかもしれません。

 

そんなこんなで、中古物件を探し続けて1年ぐらい経った頃、理想の場所に「ハウスメーカーの分譲地」計画があることを知りました。

家族がいる場合は家を買うのは夫よりも嫁の判断力

私の嫁も中古戸建を買ってリフォームすることには特に反対などはありませんでした。

ただ、1年以上家探しをしているのは楽しい部分もある反面、なかなか結果が伴わなくストレスも溜まっていきます。そんな中、広さと若干の予算オーバー以外は理想の新築分譲地が現れます。

ハウスメーカーのやや大型の分譲地のため、「建築条件付土地」になっていてそのハウスメーカーで注文住宅を建てるようになります。ハウスメーカーの注文住宅なんて、一番広告費とか間接費がかさみ買った瞬間に購入価格の何割落ちとも言われる物件です。

最初のとにかく得して家を買いたいと思っていた私には思ってもいない物件になります。

とにかく説明を聞きに行くには、モデルルームのいっぱい並んだ住宅展示場でした。正直、あそこは見学(ウィンドウショッピング)するところで、家を本気で買うためにいくことになるとは思ってませんでした。

ただ、話を聞いていると「家の構造上の価値や設備の良さはどうあれ、自分で間取りなどを自由に考えられる」のが私たちには魅力的でした。

結局、いくつも中古物件をみても建売住宅をみても、求める立地の他に自分たちが考えて家を建てないことに私たちは不満があったようです。自分たちが考えて建てなのなら、少しぐらい間接費にお金が掛かっても、住んでみて失敗したと感じても後悔しないと思えるのが魅力的でした。

家が欲しいと思った時に、最初は「とにかく得して手に入れたい」から入ったのですが、結論的には「自分たちでやりたい」だったんだと思います。

 

「家は3回建てなければ、成功しない」なんて言葉があるみたいですが、「自宅を3回建てる(買う)」人なんて稀でしょう。そうであれば、後悔しないように自分で決めたんだからという免罪符が欲しいのかもしれません。

 

そんな流れで、我が家が中古戸建から新築注文住宅を買うことになる流れをまとめてみました。

いずれにしても後悔しないためには、中古住宅も新築戸建も、我が家はマンションより戸建ては決めていましたが、マンションも見学して時間を掛けて利用のマイホームを探すことが必要だったのかな?と思います。

結果は人によってそれぞれでしょう。予算と時間の許す限り、楽しんで比較検討できれば良いのかもしれません。

 

ちなみに注文住宅と言っても、なかなか奇抜な間取りとか作りは難しいです。我が家は川沿いの家なので、やや広めの川沿いの作りは拘りましたが、出来てみてどうなるのか気になりますね・・・。

mukogawa

このサイトでも述べていますが、トライアスロンの練習には最適な環境になりそうです。