本を読むことを大切にしています。
再び書評です。かなり売れた本で評価も高く、気になっていたので読んでみました。
ひとことで言うと、世の中では「伝え方が9割」ぐらいを占めているので、伝え方をしっかり学ぼうというのと「伝え方」はテクニックで学べるというものです。
分かりやすい本なので一読しておくと、文章を書いたりする時に意識できると思います。
作者的には、最初はテクニックに則って書いていき、自然とテクニックを文章に入れられるようにしていけば良いとのことでした。私も文章能力が劣るので、意識的にコピーライティングスキルを入れていくのも良いのかな?と感じています。
ただ、私の場合はテクニックばかりが垣間見える文章があまり好きではありません。もちろん文章を読ませるテクニックも重要ですが、それは表面的な部分で、その奥にある深層部分も強くないといけないと思います。
インターネットで情報が溢れる時代、確かに同じことを書いていれば読まれる文章というのは、テクニックを駆使して感動を与える文章だと思います。ただ、そうやって「伝え方」競争によって生き残る文章と、陽の当たらない文章が出てくるのもなんだか悲しいです。これが情報飽和の世界なのでしょうか?
良い本だとは思うので、妻にも読んでもらおうか?と思いましたが、これみて「今の言い方テクニック使ったな?」と思われても困るので、そっと仕事用にとしまっておきます(笑)
巻頭に切り取り版で内容をまとめているものがあります。「ノー」を「イエス」に変える3つのステップ
- 自分の頭のなかをそのままコトバにしない
- 相手の頭のなかを想像する
- 相手のメリットと一致するお願いをつくる
上記が3つのステップです。インターネットで物を売りたいなら、やはり相手のメリットになる文章でないといけません。自分が儲けようとして文章を書いていると簡単に見透かされます。
そして「イエス」に変える7つの切り口が
- 相手の好きなこと
- 嫌いなこと回避
- 選択の自由
- 認められたい欲
- あなた限定
- チームワーク化
- 感謝
以上の7つです。上記の3ステップと7つの切り口ぐらいは覚えておいてもいいでしょう。私も別の場面でコピーライターということからこれらを聞いたことがあるので基本だと思います。
ネットで商売をするなら、勝負は文字か映像だと思いますが、伝え方はやはり大きく左右すると思います。その上に発信者の信頼を勝ち得るなら、それは真摯に行動を続けることなんでしょうね。
コピーライティング系の話を一つも知らない方には読みやすいのでオススメしておきます。少しは意識して文章を変えられると思います。
[…] 伝え方が9割 […]