kindleでサンプル版を読んでしまったが為に、全部読むことになってしまった。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
佐々木 典士
ワニブックス (2015-06-12)
売り上げランキング:448位
価格:¥ 1,080

 

基本的に「断捨離」とか、過剰なサービス利用とかが自分は好まないタイプなので、この類の本は自分お考えを納得させるであろうという軽い気持ちで読んでみました。

基本的に悪くない事を書いていたのですが、アマゾンレビューを見れば分かるように「本の構成に余分なところが多すぎる」のが残念です。

内容から作者が出版関係というのが分かりますが、1冊の本を作るために余計な文章付け足しをしているイメージでした。ミニマリストとはまさに逆の行為です。また、他の人の本を出してきたりと、結局自分はミニマリストなだけに内容が薄くなってしまうんでしょうね。これでは読んだ人の評価が低くなるのも頷けます。

タイトルで「モノ」とカタカナにしているように、人ぞれぞれ「モノの質」「モノの量」も違います。ですので、重要な禅的な考え方だけ参考に、自分で考えていきたいところです。さらにタイトルで自分のことを「ぼくたち」と書いているように、自分自身のことを「ぼく」というやや弱気な内容だとは思います。

ミニマリストの流れには賛同するところはあるものの、違和感を感じるところもあります。

私自身、バブル経済を経験したこともなく「新社会人」といわれる効率重視、ムダを省く感性を持った人間だとは思いますが、同時に一度限りの人生で無駄をあまりにもそぎ落としてしまうと、寂しい気もします。

結婚する人が減っている世の中なのは、「収入が低くて結婚できない」と嘆く人が多いみたいですが、「結婚」そのものを無駄と考えてしまう世の中が要因としては大きい感覚です。

個人的には本の中にも出てくるコンマリこと近藤麻理恵さんの方が、作者の一貫した内容で好きです。「トキメク」かどうかでものを判断する。それだけだけど、飽和しすぎた世の中には重要な事だと思います。

人生がときめく片づけの魔法
近藤麻理恵
サンマーク出版 (2010-12-27)
売り上げランキング:105位
価格:¥ 1,512

 

TIME誌の「最も影響力のある100人」に選ばれたことでブームになっていますが、サービス過剰代表国アメリカなどは日本よりも、飽和サービス社会だと思いますので、真剣にものに対峙するというのは本当に必要なんでしょう。

コンマリさんの方が凄いですよ、書類は全捨て!って言い切ってますからね。