トヨタなど大企業には有名な「企業理念」や「社是」等があると思います。
大企業の場合、どれだけ「イズム」が浸透しているか分かりませんが、自分の中でもある程度行動指針を持っておいたほうが何かに迷った時に、こうした方がいいと判断がつきやすいです。
その為、会社設立時にちょっとした行動指針を考えたものがありますので、少し公開しようと思います。大したものではありませんが・・・、でもどこの企業でも持ってますよね?「思い」というか会社の「イズム」は必要だと思っています。
ちなみに当方の企業理念は「個の力が世界を変える」です。名詞にも印刷していますが、意外と好評だったりします。
仕事行動十訓
行動訓示は10個用意しています。太文字が内容でやや解説も付けています。
・やると決めたことは形に残すよう行動する
アイデアを考えてもそれを少しでも形でできなければ意味が無い。とりあえず形にしてみることが重要。それがヒットするかしないかは後からついてくる
・ベストをいつまでも探すよりベターをいつも取ること
変化の速い世の中ではいつもベストは変わっている。いつまで経ってもベストなものは見つかるわけがない。それならばベターの積み重ねが成長につながる
・必要ないものは未練なく処分すること
処分する(捨てる)ことは難しい。しかしながら人間一人が保持できる・管理できるものには限界がある。定期的に身の回りを見直し無駄が生じている場合は処分すること
・大きくすることは重くなることと思え
大きくすればするほど身動きが重くなる。スケールメリットはいつか過当競争やバブルを生む。
・興味のあるイベントには迷うことなく参加せよ
興味があるものは参加しないと後悔する。例え参加して面白くなくてもそれはそれで経験になる。
・目標は達成するためにあるのではなく道標のためにある
目標を立てるとそれに縛られやすい。基本的に人が立てる目標通りに行くことはない。ただし、目標がないと人は動かない。
・他人の為にすることが自分の為になっている
自分の為に動くより人のために動くことの方が結局は自分の為になっていることを心に留めておきたい。
・見方を変えればいつも自分の考えは間違っている
自分が良かれと思っていることが人の目線から見ればおかしい事は多い。またその逆も多く、悪だと思っていても考え方によっては善なことも多い。だからいつも自分が正しいとは思わないこと。結果的に迷っても仕方なく、自分の主張に自信を持てば良い
・社会の貢献しないことは仕事ではない
その仕事が少しでも社会の何かに役に立っているか振り返りたい。振り返ることで自分が貢献できる、より良い仕事が見つかる可能性が高い。
・丁寧に仕事を進め、終わらせよ
丁寧さのない仕事はバグやエラーが出やすい、結果的に工数増大となる。
・同じような繰り返し作業はプログラム化する
繰り返し同じ作業をする場合は出来る限りプログラム化すること、それによりミスも減り人が行う作業効率も上がる
特に「いつも自分の考えは間違っている」なんて変なこと言ってるなぁと思う人も多いかもしれません。人によって取りたい行動指針は変わってくると思います。
ただ、じっくり時間をかけてこういうものを用意しておき、常に目に付くところにおいておくと意外と迷わずに行動を起こすことができるのでオススメです。