どうも、私の考え方は禅の考えに近いものがあると思って、考えを改めるために読んでみた。

心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 (単行本)
枡野 俊明
三笠書房 (2013-08-22)
売り上げランキング:2996位
価格:¥ 1,296

 

しかし「9割」という言葉はインパクトがあるという定説でもあるのだろうか?タイトルに9割という本は多い、「枡野俊明」さんの本にも幾つかタイトルに9割を使っているが、内容として良いのに、タイトルと中身があまりマッチしていないのが残念。

禅、シンプル生活のすすめ (知的生きかた文庫)
枡野 俊明
三笠書房 (2009-06-19)
売り上げランキング:1458位

 

多分、同じようなことが書いていそうなので「枡野俊明」さんの本ならシンプル生活のほうが、生活スタイルの探求には良さそうだが、今回読んだ本でも十分、普段私がなんとなく考えていることの整理につながった。

下手なビジネス書とか、「断捨離」の本といった細かいものを読むのに対して、こちらは禅の教えをいろいろな方面で幅広く書いているので、生き方のヒントであったり、一つや2つぐらいは中に書いてあることを実践していくことが重要ではないかと思う。

私はいろいろな分野で「継続x実践」を重んじている。

禅の教えにはシンプルさもあるが、上記本には「継続の大切さ」や「実践の大切さ」も説いており、結構実践の大切さを書かない本が多い(やるかどうかは放っとけ的な)なか、素直に内容が入ってきた本だ。

最近、よく考えているのが情報過多の時代をどう生き抜くか?だ。私自身ネットで生きていくということで「インターネットのメディア運営」をしているが、情報過多の時代に、一方的なコンテンツ増大だけでは生き残っていけないと思っている。今はまだ溢れる情報を効率よく探すというのが大方の人の選択肢だが、いずれ情報が溢れすぎれ、なるべくシンプルに生きていこうという人が増えるのではないか?

情報過多以前に「アメリカナイズ的なサービス過多」も、社会人になりたての頃から考えてきた。あまりにも何でも揃っている時代、24時間毎日営業しているお店。それが日本の各地の日常になっている。

今や年末年始の時期なんて、休みじゃなくて年末年始セールとか特売として、まだサービス過多になろうとしている。世の中、殆どがサービス業になってしまったが、そんなにサービスって必要だろうか?

何でもかんでもむさぼり食うような人間は、いつか破綻すると思っている。

本の中では、たまに立ち止まって考えることも大事と書いていた。私も法人化して2年間は、あまりにも立ち止まることなく来すぎていたと思う。やはり始めたことの不安感などを多く、がむしゃらに頑張ったのは良かったと思うが、立ち止まる時期も重要。

心を整えるためにも、安らかな行動を取れるよう毎日の行動なども少しずつ禅の教えを意識して、動いていきたいと思う。

「禅の教え」関係の本は、一冊ぐらい読んでみると良いと思う。枡野俊明さんは本も多くだして分かりやすいし、『世界が尊敬する日本人 100人』に選出されていることもあり注目度は高い。

世界が尊敬する日本人 国境と文化の壁を越えて輝く